【相談事例】福島県平田村の平屋:大きな古民家の民泊活用に関するご相談

福島県平田村にある先祖代々の大きな古民家について、民泊として活用できるかご相談をいただきました。
オーナー様は東京在住で、月に1〜2回現地へ行っているものの、用途地域や消防基準などは未確認の状況でした。今回は、民泊可否を判断するために必要な行政・消防確認についてご案内しました。
■ご相談のきっかけ
場所
福島県平田村
物件
- 先祖代々から所有している古民家
- 敷地は約1,000坪(複数の建物あり)
- 民泊にしたい建物は300㎡超の可能性あり
ご状況
- オーナー様は東京都在住
- 月に1〜2回現地を訪問
- 用途地域は未確認
- 100m以内に公園や小学校、幼稚園などはない認識
オーナー様の悩み
大きな古民家を民泊として活用できるか知りたいものの、用途地域や消防設備の条件が分からず、どこから確認を始めればよいか悩まれていました。
また、可能であれば運営や調査も含めて丸投げしたいというご希望がありました。
■プロの診断
民泊活用の可能性はありますが、消防確認が特に重要な物件と判断しました。このように判断した理由は3つあります。
- 用途地域によって営業可否が変わる
今回の物件はかなり田舎のエリアにあるとのことで、用途地域が無指定であれば民泊ができる可能性があります。
一方で、市街化調整区域などに該当する場合は営業が難しくなります。そのため、まずは用途地域を確認し、保健所へ民泊利用が可能か相談する必要があると判断しました。
- 建物規模が大きく消防設備の負担が発生する可能性がある
民泊にしたい建物は300㎡を超えている可能性が高く、消防判断によっては自動火災報知設備など大きな設備投資が必要になる場合があります。
設備費が数百万円規模になると採算が合いにくくなるため、早い段階で地元消防署に図面を持参して確認することが重要です。
- 建物同士がつながっている可能性がある
敷地内には大きな古民家のほかに60〜70㎡ほどの平屋住宅があり、建物がつながっている可能性があるとのことでした。
消防署が一体の建物として判断するか、別棟として判断するかによって、必要な消防設備や対象面積が変わります。そのため、現地の消防署による具体的な判断が必要です。
■私たちの回答
まずは地元の消防署と保健所へ相談するようご案内しました。消防署には図面を持参し、建物面積や建物同士のつながり、自動火災報知設備の要否などを確認する必要があるとお伝えしています。
保健所については、用途地域や周辺施設の有無を確認したうえで、民泊が可能か相談する流れをご説明しました。100m以内に公園や小学校、幼稚園などがない場合は、保健所側の条件は比較的問題が少ない可能性があるとご案内しています。
また、オーナー様側で行政・消防へ確認し、可能性が見えた段階で住所や間取りを共有いただければ、無料で見積もりと収支シミュレーションを作成できることをお伝えしました。
大きな古民家は民泊として魅力的な資源になりますが、建物規模や消防設備によって初期費用が大きく変わります。古民家の民泊活用をご検討中の方は、まずは用途地域と消防条件を確認したうえで、お気軽にご相談ください。